70歳の平均の歯の本数は?
- 投稿日2016年05月25日
人間の歯の本数は32本あります。
親知らずを抜かすと28本。
では70歳の時はどうでしょうか?
答えは15本です。
既に半分以上の歯が無くなっている状態です。
分かりやすいイメージで言うと、上顎の歯はすべて失って総入れ歯という事です。
想像できますか?できませんか?
受け入れるか、受け入れないかは関係なく、平均的にはこの結果となります。
年代別の歯の本数の表があります。
重要なポイントがこの表にはあるのです。どこか分かりますか?
そのポイントは
40歳まではほとんど歯を失っていないという事です。
40歳位までは歯をほとんど失ってないので、多くの方が歯はそんなに無くならないという認識
なのです。
その思いは当然だと思います。
45歳~75歳で3~8本と、失う本数は加速的に増してきます。
それを実感する頃にはかなり状況が悪くなっています。
そしてほとんどの人は、
歯が何本か抜けて、治療方法が入れ歯かインプラントの選択しかな
くなる時に実感するのです。
歯が抜けた時に、両隣の歯を削ってつなげたかぶせ物のブリッジと言う治療方法があります
が、その時あまり患者さんは危機感を感じにくいのです。
抜けた本数が多くなり、ブリッジも出来なくなり、
入れ歯かインプラントという選択肢だけの時に
歯が無くなった事の重要性に気付くのです。
今現在、日本は長寿の国です。
平均寿命が現在、男性79才・女性86才です。
医療や生活環境の進歩により、長生きできるようになってきていますが、
歯の寿命はどうでしょうか?
想像してみて下さい・・・
あなたの歯の10年後、20年後を。
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