デジタルデンティストリー

  • 投稿日2019年03月25日

先日、インプラントの勉強会に参加してきました。

今、世の中では、急速な勢いで、社会のデジタル化が進んでいます。電話一つにしても、たった20年前までは、普通のガラケーのみであったのが、今や、スマートフォンの進化は目覚ましく、電話のみならず、位置情報、インターネット、情報の共有など、以前では考えられなかったことが起こっており、また、デジタル化によって、人間関係や社会のあり方まで変えようとしています。

この“デジタル化”の波は、歯科にも押し寄せており、歯科治療の方法は、以前と全く違った物になりつつあります。 これまでは、歯型を印象材(粘土のような材料)で、とった後、石膏を流し込んで、模型を作って、それを元に様々な技工物を作っていました。デジタルデンティストリーの基本は、この模型をいきなりお口の中の写真とったり(イントラオーラルスキャナー)、模型のデータをスキャンしたりして(モデルスキャナー)、要は“デジタルデータ化”することから始まります。 また、最近では、CTデータ(これもデジタルデータ)との重ね合わせ技術により、骨の中の状態と、口の表面の状態が一度に分析可能となり、インプラント治療など、より精密に行えるようになっています。 「究極の安全性」を求めるために当院ではサージカルガイドを使用しております。

今後も、歯科医療の未来は、どんどん技術革新が進んでいくでしょう。

iPS細胞による再生医療、AIも関わってくるのでしょうか。

ベーシックな治療技術は大切にしながらも、新たな技術やシステムも取り入れていく。

その柔軟性が歯科医師にも求められるのかもしれません。

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院長 三隅 賢祐

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