どうすれば歯を守れるのか?
- 投稿日2016年05月25日
こちらでお話しました北欧の国に、日本人の歯の寿命をのばす大きなヒントがあるのです。
「どうすれば歯を守れるのか?」
北欧をモデルにした治療をすれば日本人の歯も長く持つだろうと考えていました。
でも、行き着いた先は治療技術の差ではなく、
「ゴール設定の違い」なのです。
どういう事かというと、
「悪いところを治す事を目標とする」
か、それとも
「口腔内(歯)が出来るだけ長くもつ事を目標とする」
の違いなのです。
悪いところを治すのが目標
↓
日本型
口腔内(歯)が出来るだけ長くもつ事が目標
↓
北欧型
日本は多くのケースが治す事に集中しています。
そして、治ったあとは、また痛くなったり外れたりするまで歯科医院にはなかなか行きません。
その為、1,2年後に虫歯や歯周病がまた再発してしまうのです。
決して、日本の歯科治療レベルが低いわけではありません。
北欧は、いかに再発しないようにするか・悪化しないようにするかなどの予防に集中しているのです。
言葉で書くと簡単ですが、
ここがすごく大切で大きく歯の寿命を左右するに違いないのです。
悪いところを治す事が目標か、
歯が出来るだけ長くもつ事が目標かの違いが、
定期予防・クリーニングの受診率でハッキリと出ています。
スウェーデンは90%
アメリカは80%
日本はたったの2%です。
カテゴリ:コラム