口腔機能低下症 (オーラルフレイル)
- 投稿日2021年06月28日
こんにちは。梅雨でじめじめしていますがいかがお過ごしでしょうか。
7月から当院にて、最近メディアでも注目されてきている、「口腔機能低下症」の精密検査ができる体制が整いました。
なかなか聞きなれない言葉かもしれませんが、口腔機能低下症とは、
加齢だけでなく,疾患や障害など様々な要因によって、口腔の機能が複合的に低下している疾患です。 放置しておくと咀嚼障害、摂食嚥下障害となって全身的な健康を損なってしまいます。
高齢者においては、う蝕や歯周病,義歯不適合などの口腔の要因に加えて、加齢や全身疾患によっても口腔機能が低下しやすく、低栄養や廃用,薬剤の副作用等によっても修飾されて複雑な病態を呈することが多いため、個々の高齢者の生活環境や全身状態を見据えて口腔機能を適切に管理する必要があるといえます。
具体的な検査内容は
・舌苔による口腔内衛生状態の検査
・口腔水分計による口腔乾燥状態の検査
・感圧フィルムによる咬合力の検査
・舌口唇運動機能検査
・舌圧測定
・咀嚼機能検査
・嚥下機能検査
このような検査を行い評価していきます。(全てで30分程度の検査)(保険適応)
自分の口腔機能の状態を早期に把握し対策することで、生涯にわたり食べることを楽しみ、会話に花を咲かせ、笑顔が続く健康長寿や全身の健康へとつなげていければと思っております。
気になる方はお気軽にスタッフまでお尋ねください。
院長 三隅 賢祐